表面利回り
投資物件の図面には「表面利回り」との記載をのっております。
この表面利回りとは単純に年間家賃収入を物件購入価格で割ったものです。
区分マンションを例に検証してみます。
例 年間家賃収入840,000円(月額70,000円)÷物件価格10,000,000円=0.084
表面利回りは8.4%になります。
銀行金利と比較するととんでもない金利になります。
実利回り
実際はどうなんでしょうか?
月額の賃料収入は70,000円ですが一方で毎月のコストとして建物の管理費及び積立金が発生します。
更に賃貸管理を不動産業者に委託している場合は委託手数料も発生します。
物件の管理会社によって管理費積立金は違いますが、これだけでもおおよそ10,000円から20,000円の
収入がへります。更に固定資産税や空室リスク、室内の修繕費用等考慮すると結構大変です。
まとめ
購入後の維持固定費をしっかり把握することが大切です。
仮に「表面利回り10%」の物件でも購入時の諸経費や
毎月の固定費。固定資産税、空室リスク、室内修繕費等
勘案すると実質利回りは5%前後になってしまう可能性もあります。
物件購入は目先の利回りにとらわれず長期的な判断が必要とされます。