不動産投資には、インカムゲイン(家賃収入)とキャピタルゲイン(売却益)の二つがあります。売ることを考えるのであれば、後者のキャピタルゲインになりますね。
このキャピタルゲインですが、いつでも自分の好きなタイミングで売ればいいというものではありません。もちろん、売れることは売れるかもしれませんが、金額を下げなければならなかったりと、予定していた売却益にならなくなってしまう恐れが出てきてしまうのです。ですから、キャピタルゲインについては、「いつ売るのか」が大切になってきます。
多くの人が不動産投資をする際の資金調達として、ローンを組むかと思います。
ですので、ローンを返済し終わるまではとりあえず売ることは考えられないと思うと思うのです。そこで、今度は、ローン返済後は「保有し続けるor売る、どちらがいいの?」という疑問が生まれると思います。
そこで考えなくてはならないのは、「その時の市場の動き」です。
不動産の価値というのは、一定ではなく常に変動しますので、ローン返済が終わっていざ売ることも可能となったという時には、しっかりと市場の動きを知っておくようにしましょう。もしもその時に、高額で売却ができればその資金を利用して更に高い収益が見込める物件に「買い換える」という選択も出てきます。
また、買い替えに関して抵抗のある方もいるかと思います。しかし、不動産というのは、永久的なものではなく、時間とともに劣化してしまうことは避けられません。仮に形だけは維持できたとしても、修繕費や余計な経費だけは増えてしまい、収益性は徐々に落ちてしまうのです。ですので、頑なに買い替えを拒むのではなく、しっかりとタイミングを見計らって検討されるのも良いでしょう。
不動産投資というのは、いくらギャンブルではないとは言っても、リターンが返ってくるのは、何十年も先のことなので、確実性は、100%ではありません。買った時よりも高く売れることもあれば、買った時よりも安くしか売れない場合も起こります。
ですので、その時々の市場の動きをしっかり見て、正しい判断・決断をしていかなくてはなりません。その判断・決断がうまくいけば、その不動産投資は成功になりますし、うまくいかなければ失敗ということになります。売る売らない、いつ売るに関しては、自分で、っかり調べ、アンテナを常に高く張っておくことが重要といえるのではないでしょうか。
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