不動産を売却する場合、売主はその物件の情報をしっかりと把握しておかなければいけません。しかし実際には、その物件の土地や敷地の坪数の知識しかない人が多いでしょう。物件を積極的にアピールするためにもポイントとなるのは、まず提出が必要となる書類を用意し、サッと目を通しておく事です。そうする事で提出する際に慌てずに対応する事が出来る上に、物件をアピールするポイントも整理しておく事が出来ます。不動産情報が書かれている主な書類として、登記薄謄本や固定資産税課税証明書や重要事項説明書などがあります。他にも多くの書類がありますが、特にこの3つの書類には不動産に関する重要な事項が書かれていますので、目を通しておきましょう。
売却価格の相場を知っておこう!
不動産を売却する際、売主はその物件の売却価格を自由に決める事が出来ます。しかし不動産には相場があるため、その物件が必ずしも売れるとは限りません。つまり不動産の相場よりも売却価格が高くなればなる程、売れないという事なのです。また不動産の価格は売る側と買う側の意思が一致する事によって決まるため、不動産会社によっては査定する際に高い価格を出してくる場合もあります。そういった時のためにも、まずはどのくらいが最も適しているのかを把握しておく事が重要なポイントになります。相場を知るためには、取引事例を調べたり、売却査定を活用したり、売り物件を調べたりする方法があります。これらの方法が、最も正確な情報に近い相場を知る方法として挙げられますので参考にしましょう。
売却をする際には、まず流れを知ろう!
不動産を売却する際のポイントは、売却をする際の流れを知ってから予定を立てていく事です。不動産は、売ろうと決めて次の日に売れるものではありません。売却するまでの大体の流れは決まっていますので、まずはそれを把握する事から始まります。そしてその準備をするのに数か月は必要となるため、それに沿ってスケジュールも調整しておく事が重要になります。
不動産を売却する際の流れは、大きく4つに分ける事が出来ます。まず、不動産会社に売却の相談をし、査定してもらいます。そして次に、購入希望者を代わりに探してもらうために不動産会社と契約を結びます。購入希望者が見つかれば、価格の交渉を行います。最後に決済され、物件の所有権を買主に移転する登記が行なわれます。そして引き渡しといった流れになります。