価格査定を受ける時の注意点について
家の売却を考えた時、まずいくらで売れるのかを知る事が重要となります。それらを知るためには、まず不動産会社に売却を考えている家の査定を行ってもらう必要があります。しかし、その査定を受ける際にはいくつか注意しておきたい事がありますのでご紹介します。
高額の査定を受けた場合には注意が必要!
売却を予定している家を複数の不動産会社に査定してもらった時、大体は同じような価格になるのが一般的です。しかし中には、1社だけとても高い金額で査定を受ける事があり、その場合には注意が必要になります。
その高い金額で査定を受けた会社に依頼をする事で、家が高く売れる訳ではないのです。その金額が高くなってしまった背景には、間違った査定をしているか市場のニーズの知識がないか、媒介契約を目的にしているかといった事が考えられます。そのため高い金額で査定されているからといって飛びつくのではなく、なぜ他と金額がこんなに違うのかを明確にする事が大切です。疑問に思った事がある場合には、その都度担当の方に質問をするようにしましょう。
売却する際にはマイナス要因も伝える事が重要!
家を売却する場合には、購入を希望する方に伝えるべきマイナス要因を、不動産会社にも伝える必要があります。特に住んでみないと分からない、隣地トラブルや物件内で起きた事件や事故などは、不動産会社が調査をしても把握する事が出来ません。マイナス要因を隠して査定をすると、売主の不告知となってしまい不動産売買の契約の際にトラブルになってしまう事もあります。またマイナス要因を隠した状態での査定額は、現実の査定額にはなりませんので注意が必要です。
しかしそのマイナス要因がプライバシーに関わるため、実際に依頼をする不動産会社と実際に購入する買主以外には知られないようにしたいといった状況も出て来るでしょう。その場合には通告しないで仮として査定をしてもらい、後で真実を話して査定し直してもらう事は可能となります。
査定が出たらその根拠と販売の方針を聞く事!
不動産会社から家の売却査定額が出た場合、その価格になった理由を聞いておく必要があります。また、その物件をどのような方法で販売をしていくのかも同時に聞いておく事も重要です。売り出す価格を査定額に上乗せして販売する場合には、その価格と成約が見込まれる価格なども聞いておくようにしましょう。
複数の不動産会社に査定を依頼している場合には、同じような内容を聞く事になるかもしれませんが、しっかりと聞くようにしましょう。話を聞く際には、その担当の方の説明の仕方なども見ておくとその営業マンの力量を見極める事も出来るようになります。また定められた期間内に売れ残った場合には、どうなるかという事も聞いておくようにしましょう。